洗面所は毎朝、あるいは寝る前に必ず使う設備の一つです。
この洗面所を全面リフォームを施工してもらうことで、一日の印象が変わるでしょう。
今回は、トイレや風呂に代表される浴室、キッチンといった水回りと並んでリフォームされることの多い洗面所について、そのリフォーム内容や価格や費用の相場、会社の選び方のポイントといった話題を中心に紹介していきます。
洗面所を全面リフォームする場合の内容とは?
最初に洗面所を全面リフォームする場合の内容について、解説していきます。
その内容は洗面化粧台の変更、内装材の変更、収納棚の設置、バリアフリーの4つです。
洗面化粧台の変更
洗面化粧台は、ユニット化されているので全体を交換します。
古い洗面化粧台を撤去、解体して新しい洗面化粧台を設置する内容になります。
内装材の変更
床や壁、天井などに使う仕上げ材や下地材の改良です。
床や壁紙、天井のクロスを変更する工事を行います。
主に床材をフローリングやクッションフロアに変更したり、壁紙を変更するといった工事がメインになります。
好みの内装材を相談して最適なサイズやデザイン、商品をチョイスしましょう。
工夫次第では和室のような洗面所やリビングを思わせるようなものにすることも可能です。
業者の提案を受けたり、イメージや情報を伝えたりして自分たちの洗面所のリフォームをすすめていきましょう。
収納棚の設置
洗面所の全面リフォームで施工される場合があります。
洗面所は意外に収納が必要なことも多く、収納棚をリフォームで新たに設置することも少なくありません。
こちらもデザインやイメージを伝えたり、提案を受けたりして好みのものを設置していきましょう。
バリアフリー
高齢化の進展に伴ってバリアフリーによる化粧室自体のリフォームを行うケースも少なくありません。
床の段差をなくしたり、洗面台の高さを低いものに変更したり、場合によっては給排水管工事によって洗面所のレイアウト自体を変更したりします。
このように洗面所のリフォームといっても内装材の変更と洗面化粧台の変更だけで済むものもあれば、バリアフリー化によってレイアウトそのものが変更されるケースもあります。
そのため、洗面所の全面リフォームの費用相場といっても内容が異なります。
次の項目では、価格帯で分類する洗面所の全面リフォームを解説しましょう。
洗面所の全面リフォームはリフォームは30万円以上からできる
洗面所の全面リフォームの事例として、約30万円ほどの予算があれば可能です。
例えば、マンションのように面積が比較的狭く全面リフォームといっても極端に大規模にならない場合がそれにあたります。
この場合の全面リフォームは、洗面化粧台の設備交換と、汚れが付いた壁紙や床材を交換する内容です。
この予算の場合、洗面化粧台は安価なスタンダードなもので内装材も安いタイプのものが選択されます。
また、施工面積も狭いケースになるので、マンションなど小規模な洗面所の全面リフォームに適用されるものといえるでしょう。
50万円の予算でできる洗面所の全面リフォーム
この予算が洗面所の全面リフォームをする上で標準的な相場になります。
一般的なタイプの洗面化粧台の交換と、壁紙や床などの内装材を一新する内容になります。
比較的広範にわたってリフォームを施すので、最低数日(内容によっては4日程度)かかることもあります。
しばらく洗面所が使えないので、都合の良いタイミングで施工してもらうのが良いでしょう。
ただ、これは標準的な工事内容であり、床材の交換を伴う場合はプラスして10万円以上かかる場合があります。
実際に浴室に近い洗面所は、床が湿って腐食しやすい場所でもあるので、調査中に腐食が発見されることも少なくありあません。
そのため、現場調査では床に不具合がないかをチェックしてもらってから、追加工事の有無についても相談し、確認をしてみましょう。
100万円の予算でできる洗面所の全面リフォーム
洗面所のリフォームでここまで潤沢な予算を使うケースはまれですが、目安として紹介しましょう。
100万円の予算で行うリフォームは、グレードの高い洗面化粧台と交換をしたり、内装材も高価なものを選択します。
また、収納棚の設置を行って洗面所自体をバリアフリー化する大規模なものです。
状況によっては拡張工事を追加し、移設も伴ったものになるでしょう。
内訳としては、洗面化粧材と収納棚のハイグレードなものへの交換で50万円程度、洗面化粧室の拡張工事やバリアフリー化、移設工事で50万円程度(移設だけで20万円程度)です。
キッチンや浴室のリフォーム代に匹敵する予算を組めば、洗面所が見違えるようなリフォームが実現できるでしょう。
洗面所は浴室のリフォームとあわせて行うことが多い
単独では、割高になるケースもある洗面所の全面リフォームですが、浴室とあわせてリフォームすると若干お得にできる場合があります。
例えば、80万円の予算をかけた事例を紹介しましょう。
この予算でリフォームを行った事例では、ユニットバスと標準的な洗面台の交換になります。
100万円用意できれば、クロスとクッションフロアも張り替えて一新させることも可能です。
ただ、やはり浴室のリフォームも同時に行うので、必要な予算も大目になってきます。
洗面所だけの全面リフォームと浴室の部分的なリフォームであれば、これだけの予算で可能になりますが、浴室と洗面所の全面リフォームを同時に行う場合は150万円以上の予算があると理想です。
ここまで用意すれば、お風呂の中もかなり大がかりなリフォームが可能になるでしょう。
まとめ
洗面所の全面リフォームは内容によって工事の施工内容が変化します。
バリアフリーを伴うものから内装と洗面化粧台の交換だけでも全面リフォームになります。
予算は30万円程度でも全面リフォームできますが、よりグレードの高い物であれば50万円程度用意するのがおすすめです。
また、必要に応じて洗面所と浴室の同時全面リフォームといった手段も可能で、若干お得にできるケースもあります。
この場合は100万円を超える予算が必要になる場合もありますが、その分大きな満足が得られるでしょう。